FC(燃料電池)電動アシスト自転車試作機完成披露式を開催しました
2021年06月01日
2021年5月31日(月)燃料電池ナノ材料研究センター敷地内において燃料電池(FC)電動アシスト自転車試作機の完成披露式があり報道各社に紹介されました。式には、山梨県長崎幸太郎知事と山梨大学島田眞路学長等が出席し、試乗されました。
FC電動アシスト自転車は、山梨県と山梨大学の連名で採択を受けた文科省の「地域イノベーション・エコシステム形成プログラム」「水素社会に向けた『やまなし燃料電池バレー』の創成事業」の一環で、山梨大学の技術を活用し地元企業である日邦プレシジョン㈱と共同で開発したものです。日邦プレシジョン㈱製のFCスタックには、地元企業である㈱エノモトの構成材も採用され、業界トップレベルの軽量・コンパクトなFCスタックに仕上がっています。国産FCを搭載した電動アシスト自転車国内第一号となります。災害時には、非常用電源としても活用可能としました。
今後、更なる軽量化・コンパクト化・低コスト化を進め、実証事業を通してシェアサイクル等への活用展開を図り製品化を進めていく計画です。
解説をする飯山明裕センター長( 水素・燃料電池技術支援室長)