宮武健治教授がFCDIC顕彰制度学術賞を受賞

2021年06月22日

 宮武健治教授が令和2年度一般社団法人燃料電池開発情報センター(FCDIC)顕彰制度学術賞を受賞しました。
 この賞は、同センターの創立30 周年記念事業の一環として産業貢献賞、学術賞、奨励賞、特別功績賞の4つの賞を設定し、平成28 年度に制定されたもので、宮武教授が受賞した学術賞は、燃料電池に関連する科学及び技術の進歩・発展に顕著な貢献をした研究者に授与されるものです。
 受賞した題目は、「高性能・高耐久性炭化水素系電解質膜の創製」です。高プロトン導電率と高耐久性を示す新しい高分子薄膜の開発に成功しました。電気自動車や家庭用に用いられている燃料電池の高性能化と低コスト化を可能にする技術として、産業界からも期待されています。
 受賞した宮武教授は、「水素イオンが高速で移動する高分子薄膜に関する研究で、安定性と性能の両立を達成した成果を評価いただき光栄に思います。燃料電池への応用と実用化を目指して、今後も研究を継続していきます」とコメントしています。

FCDICホームページ「令和2年度FCDIC顕彰制度受賞者の決定について」