修士課程2年の小澤佳弘さんが第71回高分子学会年次大会で優秀ポスター賞を受賞

2022年07月11日

 令和4年5月25日(水)~27日(金) オンラインで開催された第71回高分子学会年次大会において、大学院修士課程グリーンエネルギー変換工学特別教育プログラム2年の小澤佳弘さん(指導教員:宮武健治 クリーンエネルギー研究センター/水素・燃料電池ナノ材料研究センター 教授)が優秀ポスター賞を受賞しました。本賞は、高分子科学ならびに高分子学会の発展に資する優れたポスター発表を行った若手研究者に贈られるものです。
 受賞テーマは「アニオン導電性三元共重合体:脂肪族側鎖が膜物性に及ぼす効果」で、脂肪族側鎖を有する新規疎水部構造を用いた三元系共重合体を合成し、高いアニオン導電率と優れた機械強度の両立に成功しました。ポスター発表、質疑応答、新規構造で背反関係にあった課題の解決を達成した点が評価されての受賞となりました。
 受賞した小澤さんは、「この度は、高分子学会優秀ポスター賞を頂き、大変嬉しく思います。この栄誉ある賞を受賞できたのは、私を指導してくださった宮武先生をはじめとする先生方や研究員の方、皆様のお陰であると実感しています。今後も、持続可能な社会の実現に向けて少しでも力になれるよう、固体高分子膜の物性改善に邁進していきます。」と述べています。