宮武健治教授らの論文が英国王立化学会学術雑誌に掲載され、裏表紙にも採用されました
2023年09月28日
クリーンエネルギー研究センター、水素・燃料電池ナノ材料研究センターの宮武 健治教授らの論文が、英国王立化学会(Royal Society of Chemistry)が発行する学術雑誌「Journal of Materials Chemistry A」に掲載され、裏表紙にも採用されました。
論文の題目は「The effect of the piperidinium structure on anion-exchange membranes for applications in alkaline water electrolysis cells」です。(https://doi.org/10.1039/d3ta03288d)
本研究では、環状アンモニウム基の一種であるピペリジンを含む高分子の構造を詳細に検討することによって、アニオン導電率と安定性を向上させた薄膜の開発に成功し、アルカリ水電解への応用に繋げました。次世代水素製造デバイスの性能向上と耐久性の両立に貢献する技術です。
宮武教授は、「今回の成果をさらに発展させて、実用化への展開を目指すと共に、水素社会に貢献する技術に繋げたい」とコメントしています。