燃料電池ナノ材料研究センター内田誠教授、柿沼克良特任教授等の学術論文が、アメリカ化学会発行誌に掲載され、論文のグラフィカルアブストラクトが表紙に採用されました
2021年03月24日
燃料電池ナノ材料研究センター内田誠教授、柿沼克良特任教授等の学術論文が、世界最大規模の化学系学術団体である米国化学会American Chemical Society発行の学術誌ACS Applied Energy Materials誌に掲載され(2月4日)、グラフィカルアブストラクト(論文の図解抄録)が表紙に採用されました。
論文のタイトルは「Effect of Pt and Ionomer Distribution on Polymer Electrolyte Fuel Cell Performance and Durability」です。固体高分子形燃料電池においてPt触媒の低減が最大の課題となっており、カーボンの粒子内のナノ細孔中のPtの有効利用にかかわる重要な知見がパナソニックとの共同研究とNEDOの支援において、社会人博士課程の小林亜貴さん等との研究により得られました。この研究により燃料電池の耐久性や発電性能の飛躍的な向上が期待されます。