柿沼克良教授らの論文が米国化学会誌に掲載され、裏表紙にも採用されました

2024年08月02日

 柿沼克良クリーンエネルギー研究センター教授(水素・燃料電池ナノ材料研究センター兼任)と史
国玉特任助教らの論文が、米国化学会(American Chemical Society)が発行する学術雑誌
「ACS Catalysis」に掲載され、裏表紙にも採用されました。論文の題目は「Nanostructured Pt-NiFe Oxide Catalyst for Hydrogen Evolution Reaction in Alkaline Electrolyte Membrane Water Electrolyzers」です。
 本研究では、クリーンな水素製造デバイスであるアニオン交換膜型水電解(AEM WE)にて革新
的な電極触媒を開発しました。柿沼教授は「この新触媒は水素極にて世界最高の性能を示しま
す。この性能を発揮するにはPtが必要ですが、そのPtの使用量を大幅に削減し、耐久性を向上さ
せました。AEM WEの実用化に大きく寄与すると思われます」とコメントしています。