令和3年度「水素・燃料電池産業技術人材養成講座」成果報告会・閉講式を挙行しました

2022年02月04日

 2022年2月2日(水)山梨大学大村記念ホールにおいて、令和3年度「水素・燃料電池産業技術人材養成講座」成果報告会・閉講式を挙行しました。今年度は、新型コロナウイルス感染予防対策のため代表者のみ出席し、他受講者や関係者はオンライン参加となりました。

 本学と山梨県は、燃料電池関連産業分野における県内企業の参入を促進し、本学が持つノウハウを活用して水素・燃料電池関連製品の設計開発技術者を養成する水素・燃料電池産業技術人材養成講座を2016年度から開講しており、今年度は21名が受講し全員が修了しました(内9名皆勤賞)。

 成果報告会では、受講生が4つに分かれて、講義内容を踏まえて考案した燃料電池アプリケーションのプレゼンを行いました。鉄道模型を走らせ水素社会をイメージし水素社会を啓発する教材としたジオラマをはじめ、災害時の使用を想定した・FC搭載バックパック・ポータブル充電装置・スピーカー機能内蔵の加湿空気清浄機などの説明があり、アイデアの斬新さや実現の可能性について、審査員による講評が行われました。

 閉講式では、島田学長が「世界に誇る本学の技術を学んだ皆さんが、今後社会で燃料電池分野を発展させ、ご活躍する事を願っています」と述べ、小林厚 山梨県産業労働部長は「本講座で学んだ山梨大学の最先端の技術を様々な分野活用し、新しい発想で世の中のニーズにあった製品の開発につなげてください」と挨拶し、修了生の今後の活躍に期待を寄せました。その後、修了生及び皆勤賞受賞者の代表者へ、飯山センター長より証書や賞状が授与され、受賞者代表がこれまでの感謝と今後の決意を述べました。
 次年度の開講については、こちらをご確認ください。

飯山センター長より受講生へ修了証書授与