犬飼教授らの論文が王立化学会会誌に掲載され、裏表紙にも採用されました

2024年01月18日

 犬飼潤治クリーンエネルギー研究センター教授(水素・燃料電池ナノ材料研究センター兼任)と本学大学院医工農学総合教育部工学専攻-エネルギー物質科学コース3年のSolomon(ソロモン) Wekesa(ウェケサ) Wakolo(ワコロ)君らの論文が、王立化学会(The Royal Society of Chemistry)が発行する学術雑誌「Physical Chemistry Chemical Physics」に掲載され、裏表紙にも採用されました。論文の題目は「Various states of water species in an anion exchange membrane characterized by Raman spectroscopy under controlled temperature and humidity」です。
 本研究では、世界で初めて、アニオン型電解質膜中の水分子の種類および化学状態と存在量を、振動分光を用いて決定しました。
 犬飼教授は「本研究結果は、物質化学に新たな知見を与えるのみならず、燃料電池や水電解といったエネルギー技術の基盤的情報になることが期待される」とコメントしています。