内田誠教授等の学術論文が米国化学会American Chemical Society発行の学術誌ACS Applied Energy Materials誌に掲載されグラフィカルアブストラクトがSupplementary Cover Artに採用されました
2022年01月25日
燃料電池ナノ材料研究センター内田誠教授等の学術論文が、世界最大規模の化学系学術団体である米国化学会American Chemical Society発行の学術誌ACS Applied Energy Materials誌に掲載され(2021年12月14日, A. Kobayashi et al., ACS Applied Energy Materials 2022, 5, 1, 316-329)、グラフィカルアブストラクト(論文の図解抄録)がSupplementary Cover Artに採用されました。
論文のタイトルは「Effect of Pt Loading Percentage on Carbon Blacks with Large Interior Nanopore Volume on the Performance and Durability of Polymer Electrolyte Fuel Cells」です。固体高分子形燃料電池においてPt触媒の低減が最大の課題となっており、カーボンの粒子内のナノ細孔中のPtの有効利用にかかわる最適Pt比率と高分子電解質ポリマーの分布に関する重要な知見がパナソニックとの共同研究とNEDOの支援において、パナソニック社員で本学の社会人博士課程である小林亜貴さん等との研究により得られました。この研究により燃料電池の耐久性や発電性能の飛躍的な向上が期待されます。