JST戦略的国際共同研究プログラム(SICORP)EIG CONCERT-Japan「手ごろでクリーンなエネルギー源としての持続可能な水素技術」に採択されました
2021年12月20日
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の研究課題「手ごろでクリーンなエネルギー源としての持続可能な水素技術」に採択され、山梨大学当センター・ブラウンシュヴァイク工科大学(ドイツ)・ベルン大学(スイス)において、国際共同燃料電池プログラムを開始します。
3国のチームによる共同研究を通して、プラチナ(Pt)使用量を削減しつつ、新しい手ごろで高活性・高耐久性を備える新たな固体高分子形燃料電池用電極触媒を開発します。日本チームでは高耐久担体の設計、ドイツチームではPt系触媒粒子の設計、スイスチームではそのPt系触媒の上記高耐久担体への担持を行い、新たな触媒を作製します。触媒活性評価には、ドイツチームでは回転リングディスク電極(RRDE)、スイスチームではガス拡散電極(GDE)、日本チームでは燃料電池の単セルを用いて実施します。RRDEと単セルでは加速耐久試験を実施するとともに、当センターでは放射光を用いたオペランド分析と高分解能電子顕微鏡およびX線光電子分光法の最新の評価システムを使用して、加速耐久試験前中後の新触媒を評価します。
課題名:手ごろで高活性な固体高分子形燃料電池用電極触媒開発(NADC-FC)
JST採択関連情報:https://www.jst.go.jp/pr/info/info1544/index.html
12/16には記者会見が開かれ、報道各社が集まりました